受けたい資格が決まったとき、最初に確かめるのは合格率ではありません。 その試験を、いまの自分が受けられるのかどうかです。
収録している74試験のうち、 誰でも受けられるのは33試験(45%)。 残りの41試験には、受ける前に満たすべき条件があります。
まず、壁があるかないか
| 区分 | 試験数 | 意味 |
|---|---|---|
| 制限なし | 33 | 年齢・学歴・実務経験を問わず受けられます |
| 一部要件あり | 5 | 段階や種別によって、条件のあるものとないものが混ざります |
| 要件あり | 36 | 条件を満たさないと申し込めません |
壁の種類によって、かかる年数が変わります
同じ「要件あり」でも、満たすのに何年かかるかはまったく違います。 要件を、その中身によって分けました。1つの試験が、複数の要件の種類に当てはまることもあります。
| 要件 | 試験数 | 満たすまで |
|---|---|---|
| 養成校・指定の学校を出る | 32 | 入学からやり直すことになるので、いちばん年数がかかります |
| 実務経験 | 17 | 働きながら年数を積む必要があります |
| 前の段階の試験・資格 | 9 | 先に別の試験へ受からなければ始まりません |
| 講習・研修の修了 | 5 | 日数と費用はかかりますが、年単位ではありません |
| 年齢 | 3 | 待てば満たせます |
いちばん多いのは養成校・指定の学校を出るという要件で、該当する試験は32あります。 これは試験勉強の話ではありません。 学校に入り直すところから始めなければならないので、受けられるようになるまで数年かかります。
段階や種別で条件が変わる試験
5試験は、同じ試験でも段階や種別によって条件が違います。 入口の段階は誰でも受けられますが、その先の段階や種別に条件がある形です。
| 試験 | 条件がかかる部分 |
|---|---|
| 技術士試験 | 第二次試験 |
| 危険物取扱者試験 | 甲種 |
| 消防設備士試験 | 甲種 |
| 原子炉主任技術者試験 | 口答試験 |
| 税理士試験 | 税法科目 |
ここを見落とすと計画が狂います。 最初の段階に申し込めたからといって、最後まで同じ条件で進めるとは限りません。
誰でも受けられる33試験
年齢・学歴・実務経験を問わず、今日からでも申し込めるのがこちらです。
ITパスポート試験 ・情報セキュリティマネジメント試験 ・基本情報技術者試験 ・応用情報技術者試験 ・ITストラテジスト試験 ・システムアーキテクト試験 ・プロジェクトマネージャ試験 ・ネットワークスペシャリスト試験 ・データベーススペシャリスト試験 ・エンベデッドシステムスペシャリスト試験 ・ITサービスマネージャ試験 ・システム監査技術者試験 ・情報処理安全確保支援士試験 ・G検定 ・生成AIパスポート試験 ・第一種電気主任技術者試験 ・第二種電気主任技術者試験 ・第三種電気主任技術者試験 ・第一種電気工事士試験 ・第二種電気工事士試験 ・司法書士試験 ・行政書士試験 ・弁理士試験 ・宅地建物取引士資格試験 ・不動産鑑定士試験 ・管理業務主任者試験 ・マンション管理士試験 ・公認会計士試験 ・日商簿記検定 ・3級ファイナンシャル・プランニング技能検定 ・中小企業診断士試験 ・気象予報士試験 ・秘書検定
この中には、合格率が1桁台の難関試験も含まれています。 受けられることと、受かりやすいことは別です。 ただ、準備を始めるかどうかを自分だけで決められる点は、条件のある試験との大きな違いです。
条件は細かいので、必ず公式で確かめてください
ここに書いたのは、大まかな枠組みだけです。 実務経験は年数だけでなく内容も問われますし、学校の課程も指定されています。 同じ「要件あり」でも、免除や経過措置が用意されている試験もあります。 自分が受験資格の条件に当てはまるかどうかは、公式の受験案内で確かめてください。
試験ごとの条件と確認した日は、各試験ページに載せています。 いま受けられるかどうかの一覧は 『その試験、いま受けられるのか』に、 落ちたときにどうなるかは 『落ちたとき、何を失うか』に まとめています。