合格率データブック

試験選びに役立つデータ

何歳で受かっているのか

年代が上がるほど合格率は下がります。ただし、いちばん高いのがいちばん若い区分とは限りません。年齢別を公表している試験の数字を並べました。

公開:2026-10-25

「いまの年齢から始めて、間に合うのか」。 受験するかどうかを判断するとき、まず気になる点です。

年齢別の結果を公表している試験が6あります。 そこに出ている数字を、そのまま並べました。

多くは若い年代が高く、そうでない試験もあります

並べてみると、多くの試験ではいちばん若い年代の合格率がいちばん高いという結果でした。 ただし8つの表のうち3つでは、そうなっていません。

行政書士試験では30代の合格率がいちばん高く、10代以下はむしろ低くなっています。 中小企業診断士試験の1次試験も、合格率が最も高いのは30代でした。 いちばん若い年代の合格率がいちばん高い、とは限りません。

試験 いちばん高い年代 いちばん低い年代 何で割った率か
不動産鑑定士試験 年齢別 20〜24歳 31.6% 60歳以上 2.7% 受験者
不動産鑑定士試験 年齢別 25〜29歳 27.5% 55〜59歳 3.8% 受験者
弁理士試験 年齢別 20代 10.3% 70代 0.0% 申込者
公認会計士試験 年齢別の論文式合格率 20〜24歳 46.9% 45歳以上 2.3% 論文式の受験者
中小企業診断士試験 年齢別 30〜39歳 18.0% 20歳未満 7.2% 申込者
中小企業診断士試験 年齢別 20〜29歳 25.0% 60〜69歳 7.4% 申込者
税理士試験 年齢別の合格率 20歳以下 35.4% 41歳以上 11.5% 受験者
行政書士試験 年齢別の合格率 30代 19.4% 60代以上 7.0% 受験者

試験どうしを並べて比べないでください。 年齢の区切り方が試験ごとに違い(「20代」と「20〜24歳」は同じ幅ではありません)、 何で割った率かも違います。申込者で割っている試験は、 受けに来なかった人も分母に入るぶん低めに出ます。 受験者が50人に満たない区分は、回ごとの振れが大きいので、 上の表の「いちばん高い/低い年代」の対象からは外しています。

試験ごとの中身

不動産鑑定士試験

年齢別(2025年・論文式)/受験者で割った率

年代 受験者 合格者 合格率
20歳未満 3 0 0.0%
20〜24歳 98 31 31.6%
25〜29歳 159 41 25.8%
30〜34歳 151 38 25.2%
35〜39歳 129 27 20.9%
40〜44歳 104 12 11.5%
45〜49歳 106 8 7.5%
50〜54歳 79 6 7.6%
55〜59歳 77 8 10.4%
60歳以上 75 2 2.7%

不動産鑑定士試験

年齢別(2026年・論文式)/受験者で割った率

年代 受験者 合格者 合格率
20歳未満 4 1 25.0%
20〜24歳 160 41 25.6%
25〜29歳 247 68 27.5%
30〜34歳 180 35 19.4%
35〜39歳 136 28 20.6%
40〜44歳 114 16 14.0%
45〜49歳 94 6 6.4%
50〜54歳 87 6 6.9%
55〜59歳 80 3 3.8%
60歳以上 80 4 5.0%

弁理士試験

年齢別(2025年度)/申込者で割った率

年代 申込者 合格者 合格率
10代 13 0 0.0%
20代 687 71 10.3%
30代 1,013 89 8.8%
40代 835 29 3.5%
50代 597 14 2.3%
60代 281 2 0.7%
70代 65 0 0.0%
80代以上 10 0 0.0%

公認会計士試験

年齢別の論文式合格率(2020〜2025年)/論文式の受験者で割った率

年代 論文式の受験者 合格者 合格率
20歳未満 47 26 55.3%
20〜24歳 2,137 1,002 46.9%
25〜29歳 1,347 431 32.0%
30〜34歳 522 119 22.8%
35〜39歳 229 38 16.6%
40〜44歳 170 15 8.8%
45歳以上 213 5 2.3%

中小企業診断士試験

年齢別(1次・2024〜2025年度)/申込者で割った率

年代 申込者 合格者 合格率
20歳未満 166 12 7.2%
20〜29歳 3,579 574 16.0%
30〜39歳 6,828 1,227 18.0%
40〜49歳 7,360 1,236 16.8%
50〜59歳 6,181 973 15.7%
60〜69歳 1,893 300 15.8%
70歳以上 204 22 10.8%

中小企業診断士試験

年齢別(2次・2024〜2025年度)/申込者で割った率

年代 申込者 合格者 合格率
20歳未満 5 0 0.0%
20〜29歳 791 198 25.0%
30〜39歳 2,077 455 21.9%
40〜49歳 2,125 348 16.4%
50〜59歳 1,734 196 11.3%
60〜69歳 583 43 7.4%
70歳以上 40 0 0.0%

税理士試験

年齢別の合格率(2025年度・前年度)/受験者で割った率

年代 受験者 合格者 合格率
20歳以下 1,742 617 35.4%
21〜25歳 6,752 1,987 29.4%
26〜30歳 6,420 1,638 25.5%
31〜35歳 5,100 1,266 24.8%
36〜40歳 4,674 1,000 21.4%
41歳以上 11,632 1,339 11.5%

行政書士試験

年齢別の合格率(2025年度)/受験者で割った率

年代 受験者 合格者 合格率
10代以下 723 66 9.1%
20代 8,294 1,517 18.3%
30代 9,907 1,923 19.4%
40代 12,161 1,867 15.4%
50代 12,330 1,445 11.7%
60代以上 6,748 474 7.0%

この数字から言えること、言えないこと

多くの試験で、年代が上がるほど合格率は下がっています。これは数字が示しているとおりです。

ただし、年齢が原因だとは、この資料からは言えません。 公表されているのは年代ごとの人数と結果だけで、 その人たちがどれだけ勉強できたか、どんな環境にいたかは書かれていません。

考えられることは、いくつもあります。たとえば、学生のうちは勉強にあてられる時間が長いこと。 若い年代の受験者には、学校や講座で対策をしている人が多く含まれること。 年齢が上がるほど、仕事や家庭と両立しながら受ける人の割合が増えることです。 どれも資料には書かれていないので、ここでは推測として示すにとどめます。

実際、行政書士試験と中小企業診断士試験の1次試験では、30代の合格率がいちばん高くなっています。 10代や20歳未満の区分は人数が数人から数十人程度しかなく、合格率が大きく振れます。 働きながら受けている年代の合格率が高い試験もあります。

決めるときに見るもの

年齢別の数字は、自分が受かるかどうかを判断する材料にはなりません。 同じ年代の中にも、毎日3時間とれる人と週末しか時間がとれない人がいて、 結果はその差で分かれます。

むしろ使えるのは、その年代の人が何人受けているかです。 上の表には受験者数も載せています。自分と同じ年代の人が何千人も受けている試験なら、 その年齢で挑むこと自体は珍しくない、ということが分かります。

何年かかるかを見たいときは、 『すき間時間から学習期間を出す』ページのほうが具体的です。