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宅建の合格基準点は、10年でどう動いたか

宅建は回ごとに合格点が変わります。10年で基準点は5点動きましたが、合格率は15.4〜18.7%に収まりました。

公開:2026-09-23

宅地建物取引士試験には、あらかじめ決まった合格点がありません。毎回の結果を見てから、 その回の合格基準点が決まります。2016年度以降の10月試験10回では、基準点が 5点動いた一方で、合格率は 15.4〜18.7%に収まりました。

基準点は5点動き、合格率は15.4〜18.7%に収まる

10月試験10回の基準点は、 50問中33点〜38点の幅で動いています。 いちばん低いのが2025年度の50問中33点、いちばん高いのが 2020年度の50問中38点です。

一方で、合格率は15.4%〜18.7%に収まっています。 基準点のほうが大きく動き、合格率のほうはあまり動きません。

なぜそうなるのかは、この数字だけでは分かりません。実施団体は、各回の合格基準点を結果とともに公表していますが、 基準点をどう決めているかは公表していません。分かるのは、基準点が動いた結果として合格率の幅が狭い、 という事実にとどまります。

もっとも、基準点が低い年ほど合格率が高いという単純な関係ではありません。 2020年度は基準点が50問中38点と最も高いのに、合格率は 17.6%で、2025年度(50問中33点・18.7%)と 大きくは変わりません。基準点を見ただけでは、その年の合格率は分かりません。

12回の基準点と合格率

年度合格基準点
(一般受験者)
合格基準点
(登録講習修了者)
受験者数合格率
2016年度 50問中35点 45問中30点 198,463人 15.4%
2017年度 50問中35点 45問中30点 209,354人 15.6%
2018年度 50問中37点 45問中32点 213,993人 15.6%
2019年度 50問中35点 45問中30点 220,797人 17.0%
2020年度 50問中38点 45問中33点 168,989人 17.6%
2020年度 12月 50問中36点 45問中31点 35,261人 13.1%
2021年度 50問中34点 45問中29点 209,749人 17.9%
2021年度 12月 50問中34点 — 24,965人 15.6%
2022年度 50問中36点 45問中31点 226,048人 17.0%
2023年度 50問中36点 45問中31点 233,276人 17.2%
2024年度 50問中37点 45問中32点 241,436人 18.6%
2025年度 50問中33点 45問中28点 245,462人 18.7%

2020・2021年度は、10月と12月の2回実施です。12月試験は受験者の構成が違うため、 その結果は上の幅の算出には含めていません。 2021年度12月試験の登録講習修了者の基準点は、公表されていません。

登録講習修了者の基準点は、5問免除ぶんだけ低い

登録講習を修了した人は、試験の5問が免除され、45問で判定されます。 収録したすべての回で、修了者の基準点は一般受験者よりちょうど5点低く、 満点も5点低くなっています。 免除の有無で満点が変わるので、落としてよい問題数はどの回でも同じです (2025年度はどちらも17問)。

そのぶん、修了者の合格率は一般受験者より高くなります。どれだけ高いかは、 『宅地建物取引士資格試験』のページに、区分別の推移として 11回分を載せています。

基準点の表記は、不動産適正取引推進機構の公表資料のとおりです。合格率は、合格者数を受験者数で割った値です。