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社労士の合格率はどう動いた? 2026年の結果と2015年からの推移

2026年は受験者が減り、合格者は増えました。率だけでなく人数を確認し、前年の結果を次の見込みに使う限界を考えます。

公開:2026-10-27

2026年の社会保険労務士試験は、受験者42,510人に対して合格者3,961人でした。 人数から計算した合格率は9.32%で、2025年より上がっています。 受験者は減り、合格者は増えたため、率の上昇は合格者数の動きを伴っています。 ただし、この結果だけで翌年の受かりやすさまでは判断できません。

2026年は、受験者と合格者が逆方向に動いた

社労士試験の直近2年の比較
指標2025年2026年増減
受験者43,42142,510-911人
合格者2,3763,961+1,585人
合格者÷受験者5.47%9.32%+3.85ポイント

受験者数の変化率は-2.1%、合格者数の変化率は 66.7%です。 分母が小さくなっただけでなく、分子が大きく増えたことが、合格率の変化に表れています。

公表資料は合格率を小数第1位まで示しますが、この記事の表では人数から計算して小数第2位まで表示しています。 端数処理による見た目の違いと、実際の人数の違いを混同しないようにします。

12年分を並べると、毎年同じ方向に動いてはいない

社会保険労務士試験の受験者・合格者・合格率(2015〜2026年)
年受験者合格者合格者÷受験者
201540,7121,0512.58%
201639,9721,7704.43%
201738,6852,6136.75%
201838,4272,4136.28%
201938,4282,5256.57%
202034,8452,2376.42%
202137,3062,9377.87%
202240,6332,1345.25%
202342,7412,7206.36%
202443,1742,9746.89%
202543,4212,3765.47%
202642,5103,9619.32%

この期間の最小値は2015年の2.58%、 最大値は2026年の9.32%です。 ただし、この範囲は掲載した12年の結果であり、試験開始以来の最小・最大を意味していません。

近年だけを見ても、上昇が続く年と、その後に下がる年があります。 だからといって「高い年の翌年は必ず低い」という規則があるわけではありません。 年ごとの集計は変動の存在を示しますが、その周期や将来の率を確定するものではありません。

合格率の上昇を、問題が易しくなった証拠にはできない

合格率は、その年の受験者と採点結果を合わせた集計です。 問題、合格基準、受験者の経験や準備状況をそろえた比較ではありません。 この表には全受験者の科目別得点もないため、2026年の上昇を特定の科目や原因に分解することはできません。

また、全体には科目免除者も含まれます。 一般の受験者に近い区分を確認したい場合は、科目免除者と非免除者の比較を参照してください。 免除者を除くことで全体の率がどのくらい変わるかを、人数から確かめています。

受験年度を選ぶ根拠には、率の予想より準備の進み方を使う

2026年の合格者が増えた事実は、過去の結果として把握できます。 しかし、「今が受かりやすい」「来年は反動で難しくなる」という判断は、この人数表の範囲を超えます。 受験する年度は、申込条件、学習時間、科目ごとの到達度をもとに考えます。

受験者数が増減した背景を確認する入口として、申込者と受験者の推移も用意しています。 申込みの段階の変化と、実際に受験した人の結果を分けると、全体の率だけでは見えない違いを把握できます。